切たての生花を真空凍結乾燥製法で約1ヵ月かけて水分を蒸発させたベルギーで誕生したフリーズドライフラワーです。花の水分が氷となって昇華されることからアイスフラワーと名付けられました。生花をマイナス50度の温度まで冷却して、水分を除去するため、花の繊維が壊れることなく、切りたての花の色彩、香り、風合いがそのまま残り、花本来の自然な美しさを長く保てます。薬品や着色加工を一切使用していない生花と同じ自然の花です。アイスフラワーは生花と同様にそれぞれの学名の花の名前が付いています。
自然の花のためひとつひとつの花は色・形状・風合いが違います。
それゆえに同じデザインであっても、それぞれが世界でひとつの「貴女だけのお花」です。

※アイスフラワーの真空凍結乾燥法とは
ドライフラワーなどの従来の乾燥法は液体(水)を蒸発させることで行っていました。
アイスフラワーの真空凍結乾燥法は氷を液体にせずに蒸発させる製法を用いています。
水分子を固体から気体に変える“昇華”という形で行われます。

アイスフラワーとドライフラワーの違い

  凍結乾燥(フリーズドライ・アイスフラワー) 通常の乾燥(通常のドライフラワー)
水分除去方法 氷のまま、融解することなく、昇華除去される。 表面からの蒸発により除去される。水は、毛管減少により製品中の孔を通って移動する。
形状と変化 凍結状態から昇華する。形状の変化は少ない。 乾燥中の水の移動等で、発泡、分離、濃縮、収縮、表面硬化などが起こる。
組織変化 低温で乾燥が進行するため、成分変化はほとんどなく、色・香りが保持される。 水分活性度が上昇することで、質が大きく変化する。

アイスフラワーとプリザーブドフラワーの違い

  アイスフラワー プリザーブドフラワー
製法 マイナス40~50度まで凍結したまま、水分を除去・乾燥させる。 本来の花の色を消去し専用の溶液と染料を使用して加工。
形状と色 本来の花の持つ色や形を、1年以上保つことができる。花の置かれる環境により色は変化する。 均一の形で明快な色調の状態が3年以上続く。
花の名前 それぞれ学名の花の名前がつく。 規格の型にはめて着色をするため、花の名前は持たない。
留意点 長期間経過すると、花の色は変化し花粉などの粉が落ちる。 高湿度の環境では、布などに染料が着色する。

アイスフラワーの特色

お花に適した環境の場合は購入したときと同じ風合いを1年近く保つことができます。白芍薬・睡蓮・白バラ等、白色のお花は、色の移り変わりは、濃い色のお花よりも早くシャビーな色に変化していきます。その後も、購入していただいた方の生活環境により、お花の色も様々に移り変わっていきます。その移り変わりを楽しめる事もアイスフラワーの特色です。

ご注意点

  • 加工されていない自然のお花のため、湿度と直射日光には弱いです。湿度と直射日光はお避けください。
  • お水は与えないでください。
  • ラッピングされているケースから取り出してお飾りください。
  • 時の経過と共に花粉などが散る場合があります。
  • ほこりなどは、生花を飾るのと同様に気になさらないでください。
  • アイスフラワー自体にはマイナス50度で1ヵ月間真空冷凍乾燥していますので、虫は付いていませんが生花同様に飛んできた虫が付く事もあります。そのため長期間箱などに入れて保管する場合は、除湿剤と防虫剤を入れられる事をおすすめいたします。

アイスフラワーの歩み

アイスフラワーは、ベルギーの製薬会社に勤務するエンジニアによって開発されました。 誕生のきっかけは、ベルギーでフラワーショップを営むエンジニアの奥さま(フローリスト)の、「花嫁さんが持つブライダルブーケをいつまでも記念に残してあげたい」との願いを叶えたい思いで、エンジニアは、様々な保存方法の実験を試みました。そうしてある日、リーベン大学の薬品研究室にあった冷凍乾燥品を製造する機械を見つけ胡蝶蘭のブーケを試験的に入れたところ、保存のきくアイスフラワー第1号が誕生したのです。

1993年 ベルギーで、フリーズドライによるブライダルブーケが初めて完成。
1997年 ベルギーにフリーズドライ工房を設立。今日までに世界中の花や植物の実をフリーズドライにする実験を行っている。
2006年 日本で初めてベルギー人のフローリスト ダニエル・オストによってアイスフラワーが紹介される。
2006年 株式会社コム・デ・フルールにより国内販売を始める。ベルギー大使館でのアイスフラワーレッスンを開始すると共に、帝国ホテルプラザ・銀座松屋を始めとして百貨店での販売、家庭画報・RING BELL・レクサスコレクションでのカタログ販売を始める。
2016年 川村恵美、株式会社コム・デ・フルールのアドバイザーに就任。
2017年 EMスタイル・アイスフラワーを小山美智代と共にに立ち上げる。